今見ないでどうする!? モーニング娘。'15「GRADATION」初日

 

f:id:am02:20150331190029j:plain

 



モーニング娘。'15 コンサートツアー春 GRADATION
オリンパスホール八王子 3/14  初日 夜公演 に行ってきました。

ちなみに私は「全員がオーディションから見てきたメンバー」というのは初めてでした。


GRADATION、これはもうある意味ライバルサバイバルです。
2010年秋のライバルサバイバルは共に闘ってきたライバルたちの終着点でした。でも、今回のGRADATIONはまさに出発点。
正直13人は人数として多い。全員を見るにはとても目が足りません。
だからこそ、ここで誰が一番に飛び抜けるかというもうこれは生き残りをかけた勝負だと言っていいと思います。新世代で誰が抜けた存在になるのか。
もちろん、モーニング娘。は複雑に絡み合った人生ドラマなので、はっきり言ってこれからどうなるのか、全く予想がつきません。

でも、間違いなく言えることは、このツアー中にグループとしての格が一気に上がるだろうと言うことです。

こんなに何度でも入りたいと思うツアーは初めてです。何度行っても飽きることのないツアーだと断言できます。行くたびに誰かの成長に驚き、新たな発見があるでしょう。


今回は、12期にとって初ツアーです。どこまで12期が存在感を出せるか楽しみにしていました。
しかし、9~11期の層が思っていた以上に厚くなっており、一気に成長したメンバーが多くいました。特にこのツアーで存在感を出してきたのは、工藤遥生田衣梨奈佐藤優樹石田亜佑美。特に生田衣梨奈のファンは絶対に行ったほうがいいと思います。彼女の成長には本当に胸が詰まりました。


どうして、特に9期10期がここまで伸びたのだろうと思いましたが、最後の挨拶で佐藤優樹の言った「みにしげ…じゃなくて道重さんが卒業して初めてのツアーだから…」という言葉で合点がいきました。道重さゆみの卒業は私の思っていた以上に後輩に力を与えていました。

f:id:am02:20150331222038j:plain

 


そして…私はここまでスタッフさんに感謝したツアーは初めてですね。
スタッフさんがモーニング娘。の良さを見せるために様々に工夫したこと、メンバーの可能性を信じて新しいハードルを与えてくれたこと、ツアーそのものの完成度を高めてくれたことなどが分かりました。
メンバーより長い期間このツアーの企画から携わってくれているスタッフのみなさんありがとうございます。
そして、「私が卒業することで本当の新生モーニング娘。になる」と言って卒業した道重さゆみの意志がここまで波及していたことに感極まってしまいました。


ハロプロ全体のファンという層が多い中で、今年はBerryz工房の無期限活動停止、様々な新グループの発表、更には去年の道重さゆみ卒業など、モーニング娘。にとってはここが踏ん張りどころだという印象を持っています。
しかし、既に固定客をつかんでいる強さを感じ取り、このファンがいる限り大丈夫だと思いました。常に感謝を忘れず、更にファンを増やして欲しいと思います。


ハロコンで自分たちの持っている球を全部隠しておいて、お世話になったBerryz工房のためには少し球を見せ、そしてここまで隠していた球をモーニング娘。ファンのために、全て単独ツアーで出してくるとは…本当に、にくい演出ですね。





以下、演出に関する記載を含みます。

 



当日、オリンパスホール八王子に到着したときには既に昼公演が終っていたので、色取り取りのTシャツを着た人たちが溢れていました。興奮冷めやらぬ入場列に並びます。ここではコンサートのネタバレを聞かないように内心必死でした。
入場列の並び時間は長いので、いろいろなことを考えます。特に私は推しの卒業と言う初めての経験をした後でのツアー。大好きなモーニング娘。への気持ちの変化は正直不安でした。
道重さゆみさんのTシャツを着た人もいました。

物販購入を済ませ、会場内へ。オリンパスホール八王子には初めて行きました。ホールは基本的な構造で三階席まであり、バルコニー席(サイド席)もあるところでした。

私はハロコンに入ったわけではないので、うたちゃん(島村嬉唄)人気を実感していないのですが、一部のファンがカントリー・ガールズのうたちゃんパートで急に騒いだのでびっくりしました。無理矢理盛りあがろうとしている風で、一気に温度差を感じました。


モーニング娘。が登場して、最初に思ったことは、多いな!ということでした。しかも、全員同じ白っぽい衣装に黒髪ロングの子が多いので、見分けがつかない!
茶髪に染めている子も多いのですが、みんな色の暗い茶色なので分かりにくい。
それでも、約半年ぶりに生でモーニング娘。を見れて、とても嬉しい気持ちでした。

最初は、新曲「青春小僧が泣いている」「One・Two・Three」「ブレインストーミング」とEDMの楽曲が続きます。
ここで、ハロステでモーニング娘。'15(ワンファイブ)を見た記憶を思い出し、「ワンファイブはしばらくモーニング娘。'14(ワンフォー)の焼き増しで行くんだな」とガッカリしました。このツアー、予想に反してもしかすると…。
新曲の中だと「青春小僧が泣いている」をオープニングに持ってくるしかないのですが、BPMがゆっくりめでオープニングとしてはやや落ち着きぎみ。

私はMVが公開されていない、掛け声も分からない曲をライブ会場で聴くのが初めてでした。決まった掛け声がまだないので、フリコピをしている人が多く、少し静か目なのですが「青春小僧が泣いている」の無音パートで奇声を上げていた人は、迷惑でした。愛のかけらもない自分だけ目立とうとする行為って、どんな分野であっても嫌いです。

怒涛のEDM楽曲が終わり、「これがワンファイブのスタートなんだ…」とがっくりきました。

続いて、VTR映像。絵具が水の中で混じり合うような映像は綺麗だったものの、今までにないようなリハーサル映像がVTRになっていました。正直ここでもガックリきました。練習してきた姿を見せることで感動を誘いやすいし、衣装を着ていない練習姿を見ることで普通の女の子なんだなと実感することはできます。しかし、ステージに立っている以上プロなのだから、練習してきた苦労、などの裏の顔で感動を誘うような演出はやめてほしい。私だって、家でリハーサル映像を見て泣いたりします。でも、ステージは夢を見せる場所じゃないのって思いました。愛ビリーブの車内の6期映像やgive me more loveの道重カメラとはまた違いました。此処で一回冷めました。
メンバー紹介映像もなくなっていました。正直寂しいですが、この改革が良策なのか悪策なのかまだ自分でも判断できません。


次は新曲「夕暮れは雨上がり」「時空を超え 宇宙を超え」と続きます。ここからはメンバーカラーの透けたひらひらとした素材がついた衣装でした。牧野真莉愛ちゃんのピンクはこのときもはやライトピンクではなく、さゆみんのピンクのようでした。私もピンク大好きですけど、ピンクにはうるさいので、いいピンクと悪いピンクがあります。まりあちゃんのピンクはいいピンクでした!

「夕暮れは雨上がり」はその時が初聴で、EDMではないのかな?!と思いました。頭の中で色んな情報が行き交い、正確には覚えていませんが、ピアノ伴奏に合わせたまーちゃんのソロダンス、バレエのような美しいダンス、「Do it Now!」やプラチナ期のようなしっとりバラード系なのかなと思いました。歌詞も全ては入ってきませんでした。現場で初めて聴くことって、こういうことなんだと思いました。今、「夕暮れは雨上がり」にハマって、ラジオ音源で何度も聞いています…。


MCをはさんで、つつついに!「女子かしまし物語 2015 ver.」のはじまりです!
かなり自分の中でも盛り上がりました!歌詞は誰が考えたのか分かりませんが、そこで聴く限り結構そのまんまのこと言っているなぁと思いました。2012年ヴァージョンは結構「そうかぁ?」と思ってもあとで納得することが多かったように思います。鞘師の広島弁かっこいい!だーさく(石田亜佑美小田さくら)の不仲演出おもしろい(笑)
でも、あゆみんパートの「名前をひらがなにすると有名人になれる」って歌詞は嫌いです。あゆみんに失礼。

そして「浪漫 ~MY DEAR BOY~」です。生で聴くのは初めて!これも盛り上がりました!
と同時に今のモーニング娘。は今のメンバーだけでこの曲をここまで歌えるのかと驚きました。

この曲まで来て、ようやくEDM→バラード→盛り上がり曲 と、まるでグラデーションのように少しずつ楽曲を変化させていることに気がつきました。
私は、ワンファイブのスタートなので華々しい12期のフレッシュさが際立つような曲で最初は来ると思っていました。だから、実際のオープニングがここ最近のEDM楽曲で肩透かしを食らいました。
しかし制作の意図を考えると「最近ファンになった人がコールの分からない曲で最初から置いてきぼりにならないように」また、「みんなが慣れているコールで場が温まるように」という気遣いだったのかなと思いました。
しかも、EDMで私が乗りきれなかったのはワンファイブの実力不足でも何でもなく、ただワンフォーの完成度の高さと思い入れが強かったためだと気がつきました。とにかく私は道重さゆみ率いるモーニング娘。'14への思い入れとその印象が強いので、しばらくはこのような状態になるかもしれません。


次に飯窪春奈さんと12期メンバー4人のMCに入りました。
羽賀朱音ちゃんのお母さんのてづくりチーズハンバーグって言葉何回聞いただろう。(笑)印象に残ったのはまりあちゃんで、好きな食べ物の、チーカマだっけ?チータラ?を、野球観戦に持って行っていたというエピソードが可憐でまだ幼かったまりあちゃんとのギャップでおもしろかったですね。まりあちゃんはいつも結果を残すので、すごいです。9期以降のスタート時点の実力は、初々しさや幼い可愛さを差し引いてアイドル力だけで比べると、まりあちゃんが一番なんじゃないのかなと思いますね。


「好きな先輩」も初めて生で見ました。スクリーンに4人それぞれのアップが映って、彼女たちはこれからどうなっていくのだろうと、4人の未来を思いました。


続いて衣装が変わって9、10、11期の楽曲が続きます。
ここからはパンツスタイルの衣装だったと思います。どぅーみたいなショートカットで細身の女の子のパンツスタイルも素敵ですが、ふくちゃんのような本当に女らしい人がパンツをはくと逆に抑えられた色香が零れてとても魅力的ですね。まりあちゃんみたいなモデル体型の子は言わずもがな。スカートの衣装や私服が多いので、こういうのもたまにはいいですよね。



ここで「3、2、1 BREAKIN' OUT」「I'm Lucky girl」「なんちゃって恋愛」「女と男のララバイゲーム」など私の観た回のパターンはプラチナ曲満載でした。
この曲たち大好きすぎる…。
女と男のララバイゲーム」の高橋愛ちゃんのタメは鞘師が受け継いでいたけど、初日で自信もなかったのか、いまいち乗り切れず。



なんちゃって恋愛」のラップは石田生田が担当。メインは石田ですかね。
石田ラップは既に板についてきていますけど、タワレコの嶺脇社長が「新垣さんに比べたらまだまだ」と言っていたので記憶の中の新垣さんと比べながら聴いてみました。今までは、石田さんの過去と今を比較していたから気にしていなかったけど、ガキラップにはまだ手が届いていません。新垣さんのラップは全てを計算したように隙がなく、またアレンジを加えても成り立つくらい歌唱力があります。石ラップも成長しているから、あとは経験を積んで、がきさんのいいところはいっぱい盗んでほしい。

そして「まじですかスカ」。
9期のデビュー曲「まじですかスカ」を最初に見たときは、偉大な先輩たちに手を引いてもらっていたのに、今や立派に成長して後輩を引き連れてこの曲を歌っているんだから、泣いてしまいました。


少なくとも「SONGS」をこのコンサートでやると思ってなくて、やるとしても一年後のツアーでも早いぐらいだと思っていた。とんでもなく攻めてる。私の考えの二歩先を行ってる。


「わがまま 気のまま 愛のジョーク」の入りでは、間に合わないというかなり大きなミスがあった。残念。

「イマココカラ」は思った以上の名曲。実際に聴くとミュージカルのような感動がありました。

 

 




f:id:am02:20150331185952j:plain

 


期ごとに言及すると今のモーニング娘。が理解しやすいと思います。 


まず、9期。
9期って今までだと最初の曲でパッと出てきたときにもう目が行っていたことが多いんですね。でも、今回は特にコンサートの序盤で目立たないなーと思いました。それを私はネガティブなこととして途中まで捉えていました。
ですが、目立たないのではないことにハッと気付きました。それは、「自分が自分が」という時代が終わり、今はもうチームの土台になっているのです。私は9期が最上級期ということを意識していませんでしたが、彼女たちの中にはチームを引っ張っていく決意が固まっているのだと思います。
モーニング娘。の先輩たちが20代で成し得たことを、全員高校生の9期が既にやってしまった。


10期は私たちがやってやるんだという気合いがいい方向に作用して、独自の方向に成長していると思います。
とにかく今の10期は見ておかないと損ですね。

11期は、小田ちゃんひとりなので、小田ちゃんのところで言及しますね。
11期が一人なのが異例なのではなく、他の期が全部4人ずつというのが特異ですよね。

 


12期は、先輩たちの中で悪目立ちしないように…馴染めるように…って意識のレベルだったら、もう駄目だと思いました。
初ツアーでしたが、それぞれのパーソナリティーの片鱗を見た気がします。
でも逆にいえば片鱗しか見えなかった。もっとスポットを当ててもらえてもよかったのになぁと思います。9期のデビューツアーと比べると、状況が違うとはいえ、目立ててない。
9期10期ってテレビの密着だったり、「ユーストリー娘。」や「道重さゆみモベキマスってなに?」で自分たちの特徴を知ってもらえる機会が多かったと思います。
11期の小田ちゃんも1人でYouTubeの公式動画などでもスポットを当ててもらいやすかったし、9期10期のパーソナリティーが確立されていた分、さくらちゃんらしさも際立った。


そのせいか、12期って期としては今のところあまり魅力を感じないなぁー。
もしかして今のモーニング女学院組のファンなのかな?
9期10期11期まとめた良い呼び方ないのかな?
にしても、前に10期が盛り上がってるときは9期の方が好きだったし、今は9期好きな人の声が大きいけど10期に魅力を感じる。私どれだけひねくれ者なんだろう。

 

f:id:am02:20150331222707j:plain

 

 




譜久村聖
ふくちゃんは、最近リーダーとしてのコメントをする時の空気感がさらに強化されたようでした。
一気にモーニング娘。のリーダーの顔になっていました。道重さん卒業後、12期加入後の初ツアーと言うことに言及し、感極まってしまったふくちゃん。
道重さんも、リーダーになってからプレッシャーを感じ、苦悩し、自分の考えを改めて新たなリーダー像を作り上げました。
ふくちゃんが大きな重圧を感じているのは分かりました。これから、道重さんのように考えを変えながらリーダーとしての姿を模索していくのか、それとも今ふくちゃんが掴みかけているリーダー像を強化していくのか。
どちらにせよ、私は見守り、彼女についていくだけです。


生田衣梨奈
えりぽんのファンは幸せ者だなぁと思います。
だって、こんな成長物語を現在進行形で見せてくれるのだから。
このツアー、少しでもえりぽんが好きなひと、過去好きだったひとは絶対絶対見るべき。応援してきた答えが出ていると思う。
ハロコンのアクロバットでの躍進が自信になったのか、ソロパートの歌も安定して上手くなってた…。感動。
ソロパートで側転しながら歌っていたことに後から気付いて、目と耳を疑いました。
センターにいる時もバシッと場が締まる。やばい…えりぽんの時代だ。


鞘師里保
鞘師は、今が過度期なのかな?
でもちょっと悩み過ぎな気がして、それがマイナスに出てしまっている。
りほりほはパラレルワールドさゆみんだと思っていて、顔はあまり似ていないけど中身がさゆみんに似ていると思う。愛情深くて、悩みやすくて、でも自分で解決策を見つける。
だから、私が何か言うのはおこがましいなって思う。
でも皆同じ衣装でも前は存在感があって、今は考え事が多いせいか霞んでしまっている。でも赤の衣装を着たときに、一気に華が出るし、そこまで心配する必要もないと思う。
たぶん、ここが一番の踏ん張りどころ。ここで我慢して努力した分大きな花が咲く。熟成期間。
たぶんセンターを他の子も担当するようになったことも一因だと思う。でも、それは鞘師が実力不足だからでも、他の子が鞘師を追い抜いたからでもなく、鞘師のステージが上がったということだと思う。
つんくさんが福田花音さんに言った「場所のセンターではなく実力センター」ということを理解すれば一気に自由になれると思う。


鈴木香音
カチューシャ香音ちゃんんんんんんんん
お嬢様香音ちゃんんんんん
前髪をちょっと梳いたのか、とても可愛い。似合ってる。
ハロプロでも一番パッチリした濃い顔だと思うから、自分の良さを引き出す方法は皆と違うよね。でも、メイクの方法か、髪型の影響か、とても雰囲気がまろやかになっていて、ビジュアルレベル最高値更新です。
それと「歌なら私やれるわよ」という自信を感じた。でも、香音ちゃんの場合、高い実力もあるけど、歌が歌えるのに長い間使ってもらえなかったという思いもある。
だからか、気合が空回りして、歌入りで小さくなってしまったり、ミスもあった。やっぱり、歌割は安心して任せられる子に多く行くと思うから、このツアーは香音ちゃんにとってチャンス。経験は力になる。


飯窪春奈
はるなんらしさ+ダンスの成長
みんなが鞘師のダンスになればいいとは思っていなくて、それぞれに味があるから面白い。
でも、今回はるなんのダンスに成長を感じることができた。
MCではさゆのトークを目指しているのが分かって、参考にして勉強していたんだなと思った。
でも、12期のトークはどこかで聞いたものばかりだったのが残念。
そして、まりあちゃんとはるなんがかぶりすぎてて遠目では区別がつかない。ちょっと地黒でサラサラロングの高い位置でのポニーテール、ヘアアクセも似ているし、二人ともスリムだし。「先輩と同じ髪型を後輩がしたらダメ」というルールが、テレビでは面白く語られていたけど、それは単なる意地悪ではなくステージでひとりひとりの見分けをつけるため。
はるなんは年が離れた12期が可愛くて仕方ないんだと思う。でも、後輩に好かれるより、後輩に嫌われてもいいからモーニング娘。のグループのことを教育係として考えてほしかった。
こっち(客席)に意識が行ってないのかなと思ってしまった。仕事仲間という感じはしない。


石田亜佑美
華があって目が行く存在。
髪の動きがかっこいい。
ダンスは、髪の先まで神経が通っているように見えるのが良いとされているけど、あゆみんも髪の先の先まで踊りの一部になっている。
あおりもかっこいいし、ラップもモーニング娘。随一。
モーニング娘。のライブ番長だし、居なくてはならない存在。彼女がいることでパフォーマンスに命が灯る。


佐藤優樹
もう、今までのような飛び道具ではいられないくらい実力がついている。
たなさたんに追い付け追い越せでがんばってきたのが分かるくらい、田中れいなさんのいいところをかなり吸収している。
歌割は増えたけど、それでも足りないぐらい実力をつけている。メインを張っていたれいながサブにいるのと同じくらいの違和感。
たぶん、今までまーちゃんは波や子供らしいわがままがあったから、ここで歌割をある程度与えてみて、結果ちゃんとこなせて、中身も成長したことを信用できたら、一気にメインにのし上がれるのだと思う。今はきっとその実験期間。
似たような背丈や髪形が多いのに、どこにいても、まーはすぐ分かる。一気に才能が開花していて、圧倒された。


工藤遥
やばい!!本当にやばい!!
黒髪ロングで入ってくるアイドルたちがヲタク好みの清純派でいるために、そのまま染めずにロングで甘んじてる中、ショートカットを貫き、茨の道を進んだどぅー。
甘っちょろいアイドルが多い中で、自分のセンスとキャラを信じ、自分のアイドル像を作り上げてきた一人なんだね、実は。
華があるからすぐに分かる。
色白でピンクの肌、グミみたいに赤い唇。実はワンファイブの中で一番アイドルちっくな容姿。
そりゃ後輩みんな好きになるよね~。
どぅーの歌好き。メインはるときかっこいい。
どぅーって今が一番魅力的だと思うし、私の予想では高校に行ったらもっと素敵になると思う。
岡崎京子的ショートカット小顔長身細身目が大きい女の子が好きなんだよおおおおおおおお。
『リバーズエッジ』『ヘルタースケルター』の吉川こずえ、『東京ガールズブラボー』『くちびるから散弾銃』のミヤちゃん、『ROCK』のロックなどなど…。
でも今更ハルなんて呼べない~。

f:id:am02:20150331222745j:plain

 
 
  

f:id:am02:20150331222810j:plain

 

f:id:am02:20150331222759j:plain

 

f:id:am02:20150331222857j:plain

はわわわわわわわわわ

 
  

小田さくら
高橋愛ちゃんを彷彿とさせる洗練されたパフォーマンスに磨きがかかっている。
「イマココカラ」の最初のパートは小田ちゃんにこそ相応しい。「Be Alive」と言い、バラードのさくらちゃんの歌声って印象的で大好きだなあ。
歌声のハーモニー的には、佐藤優樹ちゃんより鞘師里保ちゃんとのペアの方が合っているのかな?
プラチナ9DISCOの「青空がいつまでも続くような未来であれ!」のリンリンソロを歌えるぐらいの実力がある人だし、グループとしてはさくらちゃんを活かしきれていない。
さくらちゃんにも高いハードルを与えてほしい。きっと努力で乗り越えられる人だから。



尾形春水
最後はける前とかはじけてお笑いっぽい動きしてた。
リハーサル中も怒られただろうけど、しょんぼりイジイジするよりよっぽどいい。
歌もそれほど悪くない。でも、素人っぽい。
いつでも1階の客席に目をやって楽しそうなのがいいと思った。こうすべき、みたいのがまだなくて純粋に客席とのコミュニケーションを楽しんでいる感じ。
まだ彼女の魅力の全てを見ていない気がする。


野中美希
かしましに英語パートまで加わり、本当にバラエティ豊かすぎる!
野中ちゃんって、オーディション動画で既に踊れて歌える子だってことが伝わっていました。
最初から鞘師の「Moonlight Night~月夜の晩だよ~」くらいの賭けをしていれば、デビュー公演と言うことも加わって、ものすごいインパクトになっていただろうなぁと思います。
でも、全員のダンスパートでパッと頑張っている子がいるなぁと目を向けると野中ちゃんでした。
ダンスで目立って行きたいと言う意志が見えました。普段はほわほわしてて癒し系ですが、実はギラギラしてます。CHANCE!の武道館公演で「私を見て!」と誰よりもギラギラしてた宮本佳林ちゃんを彷彿とさせました。あと、メイクはちょっと下手かな。


牧野真莉愛
「まりあ、とっても嬉しいです」聞けなかったよー。
かしましも道重さんのこと歌うかと期待したら野球のことだったー。
静止画だと大人っぽいけど、動いていると年相応に幼いし、オーラもある。
ファンもみんなまりあちゃんに期待していると感じた。
まりあちゃん自身の理想のアイドルを演じている感じで、カメラの抜かれ方もプロだった。


羽賀朱音
ライトオレンジの衣装を着た時、カードキャプターさくらみたいだった。
幼すぎる!ちっちゃい子!等身が子供すぎる!
まーどぅー13歳のころも生で見ていたはずだけど、こんなに見た目が子供っぽくなかったなぁ。
見た限りツン&ツン&ツンという感じ。デレはなし。
必死についていってる感じ。

 

 

 

 


道重さゆみさんがずっと好き。
モーニング娘。そのものも好き。


でも、今回のコンサートの中で私は少なくとも道重さゆみさんの影を探すときがあった。
道重さんの舞う姿が勝手にステージに浮かんできて寂しくなったりもした。
でも、(モーニング娘。'15)=(モーニング娘。’14)-(道重さゆみ)+(12期)ではなかった!
単純にマイナスじゃない。単純な数式では表せない。
私が見たモーニング娘。'15は道重さゆみさんを失ったモーニング娘。ではなかった。
モーニング娘。'15の中には、道重さんの「モーニング娘。大好き」って気持ちや「メンバーが可愛い、大切」って気持ち、「歌を大切にする」思いがそのまま残っていた。
あの大切だった日々は誰の心からも消えてないんだ。
横一列に並んで肩を組んで歌っているメンバーを見た時、道重さんがいるのかと錯覚した。
道重さんが作ったモーニング娘。はそこにいた。

f:id:am02:20150331190053j:plain

 


今のモーニング娘。の弱点は人数が多く、見分けがつきにくいこと。
髪型が、かぶりすぎているので遠くから見ても見分けがつかない。今こそ辻ちゃん加護ちゃんのチャイナ風お団子ヘアのような、アイデンティティーを作るヘアースタイルが求められる!
黒髪ロングだけが正義じゃないよ!
道重さんの黒髪ロングは茶髪全盛期に一度も染めなかったという、茨の道を歩んだ反体制的な髪形だったんだよ。
今は逆に黒髪ロングが体制派だから、したい髪型してください~。should(こうすべき)とかhave to(こうでなくてはいけない)って考え方が一番嫌い。


グループ自体に「明るく」とか「可愛く」とか「クールに」と言った“テーマ”がないから、グループを売り込むときは他のグループより難しいかも。
でも、逆にいえば「こうでなくてはいけない」という決まりがないということ!
ひとりひとりが自分らしい色を放てば、極彩色が混じり合ったような他にはないミラクルなグループになれるはず。モーニング娘。って私にとってはそういうグループ。

 

f:id:am02:20150402165410j:plain

 

 

 

 

 

 

 

▼スタッフブログ

新曲もステキ。 | 今日のオッスくん - 楽天ブログ