モーニング娘。の武器

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今、「モーニング娘。'14 カップリングコレクション2」を聞いています。
改めて思いました。モーニング娘。ってめちゃくちゃおもしろい!!

序盤プラチナ期では、一人一人がソロで活躍できるのではないかと言うほどの高い歌唱力、で、愛ちゃんとれいなの歌割が多く――――「友」でフランスのジャパンEXPOとワンフォーのクリスマスイベを同時に思い返し――――「くら寿司 ビッくらポン!」でプラチナの変化球――――「もっと愛してほしいの」で9期が加入、そのコーラスの音質の劇的な変化がおもしろい、一気に今の音に近づき、同時にさゆの個性が台頭――――「彼と一緒にお店がしたい!」ではさゆがメイン!ブログでA面メインになれたことを喜び、また事務所の不手際(?)で急にB面になってしまったときはブログで愚痴り(笑)――――「自信もって 夢を持って 飛び立つから」では愛ちゃんがソロで中居君の歌番組に出たことを思い出し――――「悲しき恋のメロディー」では9.10期が初々しく、次の「私がいて 君がいる」では成長を感じ――――ガキさん、みっつぃー卒業直後のOne・Two・Threeのカップリング、6期の「私の時代!」9期の「アイサレタイノニ...」10期の「青春ど真ん中」はかなり聴き込んだしワクワクしたな――――「普通の少女A」は久しぶりに聞いてまーどぅーは今はかなりうまいけどこの頃は子供の歌い方じゃん!――――そして超超超超超名曲のあゆみずきの「大好き100万点」――――そして複数カップリングが始まってからの大人数曲はどれも素晴らしすぎる「信念だけは貫き通せ!」「なには友あれ!」――――そして今のモーニング娘。の代表曲、さゆれなの卒業曲「Happy大作戦」――――本当は二人でユニットデビューしてほしかったさゆみずき「哀愁ロマンティック」――――だ―ラップの始まり、コンサートで伝説になった「私のでっかい花」――――CD音源もかなりいい・・・超大好きな「A B C D E-cha E-chaしたい」――――れいなソロ、つんくさんの愛が詰まった「ロックの定義」、れいな以外は年齢分けのカップリングという超面白い実験、オトナ組のさゆワールド全開「トキメクトキメケ」、キュンとする学生の恋を描いた子ども組の「いつもとおんなじ制服で」――――「坊や」は色っぽいスルメ曲・・・・・・・・・・

こんな楽しみ方できるのモーニング娘。の他にないです!

モーニング娘。の名前の由来は“モーニングセットのようなお得感”です。
その名の通り、他のアイドルとも、またはハロプログループとも似て非なる存在であります。
それは「努力」だけではなく「根性」でなんとかしてやろうという気概です。
誰しも目標がある時は、努力します。その一途な努力は尊く、実力も身に付きます。
しかし、嶽本野ばら先生曰く「根性」は「努力」とは違い、目標に達する実力がないにも拘らず、何とか欲望を充たそうとする横紙破りな意志力だそうです。
モーニング娘。は全くの一般人が訓練期間なくデビューすることが多く、デビューしてからも忙しい日々が続きます。
もちろん練習はハードだと思いますが、それはどこも一緒。モーニング娘。の核は「努力して頑張る」ことと、「根性で成し遂げる」ことです。
裏では「努力」で自分の至らないところを克服しようと練習を積み重ね、ファンの前では「こんな私も可愛いでしょ?」とケロッとし、ここぞというときは手が震えながらも大胆なことを成し遂げてしまうそんなモーニング娘。たちが大好きなのです。(ちょっと「さゆ論」混じってますね)

モーニング娘。は多くのソロパートで歌を紡いでいきます。だから、誰かが休んだりしたら、他の誰かが歌わなくてはいけません。
田中れいなちゃんの急な欠席の時も後輩たちが直前にパートを覚えて、田中さんのソロパートを歌いました。石田亜佑美ちゃんが歌った「私のでっかい花」はDVDマガジンでその様子を見ることができます。
アクシデントが起こった時「さすが○○だね!」というのは、もう実力が十分にあるからです。でも、「えっ!○○ちゃんがここまでできるのか!」というのは、たとえ実力がそこまで達していなくても「根性」で乗り切った証拠です。

さゆの卒コンでの様々な場面でもモーニング娘。の「根性」を見ることができます。
ブレストの最初のあおりは何度見ても感動してしまうのですが、それは彼女たちの道重さんの卒業コンサートを成功させたい!なんとかやってやる!という「想い」が表れているからなのです。
「根性」は強い「想い」のなせる技なのかもしれません。だからあんなにもドラマチックで人の心を動かすのでしょう。


さゆ卒コンの印象的な場面と言えば、なんといっても「フクムラダッシュ」ですよね。
本当に譜久村聖ちゃんが頼もしすぎて、さゆみ姫を救い出すナイトに見えましたから・・・。フクちゃんは元々女の子らしい可愛らしい子なので、まさかの白馬に跨る騎士・譜久村様でした。
さゆがスニーカーをはいてからは、身長も小さくなって、みんなの妹みたいな、みんなに甘えるようなさゆちゃんが本当に可愛くて・・・・・・・・・・・・・。ちゃゆうううううううう・・・という感じでした。

そもそも女の子は孤高なものなんですよ。
これも嶽本野ばら先生の引用になってしまうのですが、男の子のヒーローは徒党を組んで行動します。しかし、少女は違います。アリスは一人で不思議の国を冒険するし、安寿は弟の厨子王を山椒大夫から逃がして自分は一人残ります。乙女とは「絶対的存在」なのです。
というわけで、ベリコンも娘。春ツアーも一人で参戦です!


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