Berryz工房

 

 

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二〇一五年三月三日

アイドル史、いやエンターテインメント界に類を見ないグループが無期限活動停止期間に入りました。

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名前はBerryz工房


7人組の女の子のアイドルグループ。

 


私自身、Berryz工房を見ずに死ぬのはいやだな…と思って少し無理をして武道館に行ってきました。


Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!」


もう人生でこれ以上のライブはどのアーティストであっても見られないよと神様に言われたら納得します。もう今までの人生で一番楽しいライブでした。 FC先行でファミリー席のチケットがとれて、ビビりながらも、ちょっと無理してでも行ってよかったな。運が良かったです。



3月3日、東京の空は曇り、まだ底冷えするような寒さ。
武道館のある九段下につくと、たくさんのベリヲタと胡散臭いチケット屋。アンオフィショップなどの露店。人ごみに流されるまま進むと武道館が見えてきます。何度見ても大きな会場だと驚きます。
 
 

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ベリヲタさんは様々な人がいました。女の子もBerryz工房のコスプレをしている子が多く、みんな可愛かったです。NADIAのバッグ率高かったです。センスのいいお姉さまはTHANK YOU BERRY MUCHのツアーバッグをさらりと持っていたりして。可愛い子たくさんいました。男女問わずブリーチしている人が多かったです。ベリへの愛を表現するのを躊躇していない感じがいいですね。さゆ卒コンで学んだので、長い物販列には並ばずにそのまま入場列へ。売り切れも多いので朝一で行って並ぶのがベストでしょうね。予定より少し遅れて、大きなタマネギの下、いや、金色のももの下に入ると、そこは大きなお城でした。

 

 

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感動しながら席につきました。オープニングアクトはこぶしファクトリー一曲、カントリー・ガールズ一曲、Juice=Juice二曲。今回双眼鏡を持っての初参戦でしたが、双眼鏡っていいものですね。それぞれのグループに全力の声援を送るベリヲタさん素敵です。初見の子もたくさんいましたけど、これから頑張ってください。
感想を小さく書くと、こぶしは期待の持てるグループです。カンガルは踊りも揃って可愛かったです。可愛いって自覚あるのが表情でわかる。(笑)同じ時期のデビューなのに毛色の全く違う2グループです。ジュースは、前の2グループで歌声がキンキンと響いていたのに、それがなくって先輩さすが!と思いました。でもグループとしての方向性がよくわからない。宮本佳林ちゃんの良さが消されてて残念でした。かりんちゃんのショートカット反対!!!


そしてハロメン等関係者入場。一斉に関係者席を向くヲタたち。これもいつもの光景。そしてコールが始まる。「Berryz行くベ!!!オイオイオイオイ!!!」この時点でもうベリヲタ最高!!と思いました。グループにヲタも似るのか、コールも粋ですし、ベリへの愛があふれてて。盛り上げようとする気概と熱気が素敵です。


Berryz行くベ!!!オイオイオイオイオイ!!!」
そして会場全体が暗くなっていきます。熱がさらに高まる会場。ついにBerryz工房が一人ずつ登場します。
赤髪のさきちゃんはコンパクトで細く可愛く。ももちは思ったよりももちで。ちなみちゃんは超キュートで。黒髪ロング茉麻の美しさは衝撃的で。雅ちゃんはハリウッド女優で。熊井ちゃんは美しいの度を越えてて。梨沙子はフレンチロリータで。
七人そろった時の圧倒的なBerryz工房のオーラ。まさにBerryz工房でした。
初っ端から「スッペシャル ジェネレ~ション」で、初っ端から楽しすぎました。スッ!
スッペで最初からボルテージは最高潮。会場中が精一杯今を楽しもうと全力でコールしていました。

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そして「ROCKエロティック」で大人のアイドルだからこその表現。ロクエロ好きだから嬉しかったなぁ。そして衣装が男女分けじゃなくてお姉さんズだけスカートなの最高だなって思ったし、そもそも一番年上のさきちゃんとももちが一番小さくて可愛いのとかいろいろ萌えるし。と思っていたらなんかモコモコしてるお花柄の衣装。

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  ちゃんりー可愛すぎか。


MCでもみんな、「信じられない」「楽しい」ばかり言っていて、それは客席も一緒だった。
でも素敵な思い出を作ろうと言うメンバーに客席も大声で答える。




「21時までのシンデレラ」では、皆が一斉にお城をキュッキュッと掃除し出した。まるで、みんなが寝静まった後に掃除している小人さんような…極度にキャラクターっぽくて可愛い。この時はももちの動きに見とれたなぁ。そして魔法にかけられたみたいに一瞬でシンデレラに変身した時は美しすぎて涙が出そうになった。キラキラって音でくるっとまわって本当に魔法の粉が見えたもん。本物のお姫様みたい。

 

 

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中でもりーちゃんはアップの髪型がシンデレラそっくりで本物のシンデレラのようだった。
 

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と同時に、お城へ旅立つシンデレラとBerryz工房の今の状況がシンクロしてなんともせつなく苦しい。お城へお嫁に行くシンデレラを止められないお屋敷のネズミの心境とBerryz工房活動休止を止められないファンの気持ちまでシンクロしちゃってるよ。シンデレラ!まだお屋敷で遊ぼうよ!(ネズミの声で)そしてまた、それはまるで娘がお嫁に行く前のお父さんの気分。「娘はやらん」と言うお父さんの気持ちが分かった。



そして「ロマンスを語って」のとき、お城のせり出した塔で歌うりーちゃんとみやびちゃんが美しすぎて。

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ローアングルからの一人一人のショットが美しすぎてこのコンサートは映画かと思った。(写真は見つからず。ブルーレイに入ってるといいな。)バルコニーに手をかけて、夜空からは星が降ってきて、二人は愛の台詞を歌っていて…。まさにお屋敷のバルコニーからロミオに愛をささやくジュリエットでした。そしてその異様なほど美しくデコラティブな世界観はアンチックな古き良きディズニー映画そのものでした。「ロマンスを語って」はその美しい絵とともに今も私の中で流れ続けています。
「秘密のウ・タ・ヒ・メ」も素晴らしかった。りーちゃんが今にも消えてしまいそうで儚くだからこそ美しくてせつなかった。みんな人魚姫のように泡になって消えてしまいそう。

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そしてVTRでベリーズ工房のこれまで――さいたまスーパーアリーナで手をつないで「はないちもんめ」をして遊ぶ無邪気な8人、石村舞波ちゃんの卒業や楽しかった思い出、ライブ、活動休止発表の場面などが走馬灯のように映されて会場が感慨深くなっている……







そんなところにおさるの着ぐるみでアーチから顔をのぞかせる七人!!

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もう最高!マイクにもちゃんとバナナ付きで。(笑)お姫様になったりお猿さんになったり忙しすぎる!
cha cha SING」のときはまわりもみんな盛り上がり過ぎた。これで乗らなきゃ人生損!!大好きな曲。

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そしてMCコーナーへ。キャプテン&みやびちゃん&ちゃんりーのMCでも「楽しい」の連発。本番前にバタバタしていて、「MCの内容後で考えようね」と言ってたのに時間がなくてできなかったそう。だから、この3人のMCはゆっくり進行で女の子たちのお喋りを見ているみたいで可愛かった。

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「最後って感じしなくない?」「わかる!」ってちょっと6期MCみたいな。さらに「お城かわいいでしょ?」とファンに問いかけたり、スタッフへの感謝も。「スタッフさんが作ってくれた」と言っていたけど、あとからつんくさんのブログを見たりすると自分たちで考えて作った部分が大きいみたいでびっくりした。いつもファンが楽しむことをやろうと11年間走り続けたからこそ、ここまでできるのだと思った。さらにさらに℃-uteの布面積の小ささをいじり、さるの衣装を着られるアイドルはベリだけと自信満々。千奈美に、このおさるのとき雅ちゃんが苺、ちゃんさるがチェリーのピアスをしてて、それも可愛いんだよ。トロピカル。
 


そこへ衣装チェンジをした4人が登場。

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バラバラな7人でトークした後、ちなみ&ももち&熊井ちゃん茉麻のMCコーナーへ。ももちはさすがにトークを回すのがうまいなと思った。テレビを見てるみたい。

熊井ちゃんのお母さんとのエピソードは等身大に感じた。家を出る時にハグをしてお母さんは泣いていたけど、熊井ちゃんは「まだ泣かないよっ」といって急いで家を飛び出たのが可愛いし、再現した時に髪がパサッと舞って美しかったし、少女から女性へと成長したんだなと思った。
茉麻は「いい子にしていっぱい寝たら髪伸びたの」といっててこういう女の子がつく無邪気な嘘ってかわいいし。
千奈美ちゃんは「一番悔しかったことは」と聞かれて「センター取れなかった」とズバッと言っちゃうし。でもこの発言は何も意識せずに口からぽろっと出た本音であって、こういう大胆で、思いがけず笑いと伝説を生みだせちゃうところがBerryz工房らしいなとも思うし。あとは会場に入る時に、ノーメイクでマスクだったとはいえ、警備員に止められパスを求められたことをももちに暴露されて、会場中大爆笑だった。
そしてももちはスペジェネの手を合わせるところでくまいちょーと手が合ったことを喜んでて可愛かった。

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このダンスの振りはベリヲタなら誰しも知っているくらい有名で、こういうファンが喜ぶエピソードをすぐ出せる人っていつも相手が何を喜ぶか考える気遣いの人だし、ももちのこと大好きだと思った。
そして、それをももちが熱弁してるときに後ろから着替え終わったみやびちゃん&りーちゃん&さきちゃんが「まだ?」とか言ってたらたら入ってきて(笑)、ベリっていつでもベリだなって思った。
Dマガでも何かのコメントでもベリっていつも飛びぬけて面白いけど、この大舞台のMCでもリラックスしてて、いつも通りだった。℃-uteって細くて一目見てもアイドルらしい子が多いけど、そんな℃-uteを同期に持つBerryzはいつでも笑いならうちらが一番だって思っていたと思います。ユーモアにあふれているのはいつも面白いことないかなってアンテナを張っているから。ハロプロの中でも異色のグループです。


そして皮のライダースと水色のシフォンスカートの衣装はなんかベリっぽかったな。私はベリを知ったのが「雄叫びボーイ WAO!/友達は友達なんだ!」の頃で、次のシングルの「本気ボンバー!!」のようなロックなBerryz工房のイメージが大きいからだと思う。露出も少ないし。(笑)

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ベリの名曲は枚挙に遑がない。 「ジリリ キテル」とか「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」とか初期の曲もまったく色褪せない。常に新鮮でベリの曲はいつでもアヴァンギャルドだなぁ。大衆受けを狙ったビジネス楽曲じゃないからこそ誰とも似てないし真似できてないし深く胸に刺さるし…タイムカプセルに入れた自分だけの宝物みたい。掘り起こしてカンカンを開けるたびに新鮮で、新しい発見があって、懐かしくもあり、ずっと大切なもの。同じメンバーで続けてきた強みだよね。


そしてここで「本気ボンバー!!」

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ベリって、ジャンル問わずいろいろな楽曲をやってきたけど、私の中ではこのロックなBerryz工房がいつでも真ん中にあった気がする。
「世の中 薔薇色」も大好き。べりの曲の中で一番多いのが「普通の女の子の日常を歌ったハッピーソング」だと思うんだけど、台詞も入ってるし、急に敬語を使うのとか、リズムに合わせるための超早口とか、自由なバックコーラスとか、歌詞も曲も全部好きだなぁ。ベリらしい曲だから好き。クラップはまりすぎてめちゃくちゃ楽しい。

そしてメンバーカラーの光沢を放つチアリーダー服に衣装替え!

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この衣装も可愛すぎる!!次はアメリカンでポップなの?!どんなテーマもお手の物だし、全てがベリーズ色に染め上げられてて、最強のグループ!同じ土俵に立ってたらこの才能に嫉妬するわ!でも、ネガティブな感情を誰からも持たれないのって、ベリが憎めない性格してるからだし、これもものすごい強みだよね…。

チアリーダーみんな可愛かったんだけど、みやびちゃんとりーちゃんのブロンド組は特に似合ってたね。
やっぱ、着物には黒髪、チアリーダーにはブロンドでしょ。

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ミニスカートだったんだけど、りーちゃんは足が綺麗で、なめらかな曲線は陶器の人形のようで全身のバランスが好きだなあと思った。衣装トラブルかな?いったん引っ込んだときはちょっと心配しちゃった。
でも、歌も途切れないし、誰も焦らないし、りーちゃんも何事もなかったかのように合流するし、茉麻とハグする余裕もあるし、Berryz工房強すぎる!!!プロ中のプロ!

雅ちゃんは特に可愛かったなぁ。雅ちゃんはアメリカのハイスクールでチアリーダーをやっていて、アメフトのクォーターバックのイケメンで人気者のボーイフレンドがいて、ブロンドで、美人で、学園の女王の風情でした。まぁ、みやびちゃんはそんな毒はなくていい子なんだけど、キラキラ具合がね。



「ライバル」はべりの曲の中で一番思い入れがあるなぁ。
みんながフリコピしてるしノリノリだし本当に楽しかった。振り付けも最高に可愛いよね。ユーモアのある可愛さって大好き。
「すっちゃかめっちゃか~」も明るくておふざけ大好きベリーズ工房って感じがして好きだなぁ。

そしてベリヲタの真骨頂「一丁目ロック」は最高でした。「歌うベリヲタ」っていうけど、皆さん歌が上手だなぁ。私も歌ったけど気持ちよすぎる…。ライブ楽しい!
一瞬一瞬全てが大切な時間でした。


そしてアンコールが始まり、「ベリーズ行くベ!!!」の大合唱。最初の一声からものすごい大迫力。そして一度もテンションが落ちない全力感。この会場の熱さはすごい。
会場のライトはBerryzのオリジナルサイリウムのようにゆっくりと七色の色それぞれに染まる。虹を見たときのような嬉しさがあった。ゆっくりとスタッフのベリへの愛が伝わり、彼女たちの幸せを祈る。
アンコール中もビジョンには客席のiPadやボードに書かれたメッセージや、提灯やうちわが映される。
印象的だったのは「ベリヲタでよかった」のタオルが映ったところと、舞波ちゃんのうちわが一瞬映ったと思ったらカメラが大慌てでグラグラ揺れながらズームアウトしていったところです。(笑)



そして黒いリボンがあしらわれた白いワンピースでおめかししたメンバーが再び登場して歌う「Bye Bye またね」。さすがにアンコールあとは終わりが近づいてきたことを実感して寂しさが募る。

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「またね」って言葉大好き。人と別れる時「またね」と声をかけられると、また会えるんだと思ってとてもうれしいもの。「Bye Bye またね」はベリにとって思い出深い歌で、過去と今をつなぐ歌。それが今、ベリとベリヲタの再会の約束の歌になるのってすごい素敵なことだと思った。





一人一人の挨拶は、涙なしでは見られなかった。

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りーちゃんの挨拶では、これまで12年半走り続けた苦悩が伝わったし、「後悔はありません」と言い切ったりーちゃんを尊敬した。
くまいちゃんのENJOYの種明かしは笑ったし、本当にピュアな熊井ちゃんが可愛かった。
みやびちゃんのみやビームは最高だったし、気が強いって本人は言うけど、優しい雅ちゃんが大好き。
茉麻モーニング娘。興味なかった発言には爆笑したし、でも後半は名言ばかりでみんな泣かされた。
千奈美ちゃんのコメントで、小さいころからずっと一緒だったベリーズがバラバラになるのは悲しいと思ったし、千奈美ちゃんが可愛すぎた。
ももちは、最後のあいさつでも涙を見せなかったのはプロだったし、ベリーズベリヲタのことをいつでも考えていたからこそできる発言だった。
キャプテンのBerryz工房は永久に不滅だって言葉がうれしかったし、顔をグシャグシャにして泣くキャプテンの人間味が好きだと思った。




アンコールラストは「永久の歌」。この曲の時にスクリーンにメンバー手書きのメンバーカラーの文字が映し出されて、すっごい感動した。

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この曲の作詞はつんくさんだけど、Berryz工房一人一人が発した言葉のように感じられて。



手を振って退場するメンバーたち…そしてダブルアンコールが始まる。暗転の中叫び続ける「Berryz行くベ」。
ステージ上に黒く大きな影が現れる。箱だろうか?ピアノ?
そして明転すると、グランドピアノがステージ上にはっきり見えた。




本公演、最後の曲…ピアノヴァージョンの「Love Together!」
伴奏はピアノ一本だけで、あとはBerryz工房の歌声だけ。ソロパートで紡いでいくバラード。のどの不調をおして歌ってきた三時間。梨沙子の声は甘くかすれ、テンポからも遅れている。それでもBerryz工房の本気が伝わる。みんなの目にも涙が。
あまりの美しさにヲタもコールを戸惑ってしまう。彼女たちはピアノと歌声で完璧な作品を作っていて、静かに聞いていたい気もする。ソロパートでの名前のコールもごく少数のヲタの声が武道館に響く。最初の数回はそうだった。しかし、泣きながら歌うみんなを見ていると、自然と応援したくなり、だんだんコールする人が多くなって、最後には会場中がひとりひとりの名前を叫んでいた。
「Love Together!」は歌詞も今のベリの心境に寄り添っていて何とも泣けてしまう。そして、サビに入ると武道館にいる人全員の大合唱が自然に始まる。普段はこんな風にみんなで歌わないのに、それは自然発生的なものだった。誰もが別れを惜しみ、ベリとベリの音楽を愛していた。ベリとベリヲタ両方が互いを大切に思っているのが伝わって、本当に愛の空間だった。
「忘れないわ 今日までの 素敵なこの道を
好きよ 好き 大好き…
また会えるよね」

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そしていつものように大きな声でこう言う。
Berryz工房でしたぁっ!!!」
言い方が、昔のモーニング娘。みたいにちょっと凄みがあって好き。



歌い終わると会場中をメンバーのみんなが回ってくれた。
みんな笑顔で、この瞬間を忘れないようとしているみたいに、真剣なまなざしだった。センターステージを手を振りながらくるくる回って客席のひとりひとりを出来るだけ多く胸にとどめようとしているようだった。

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梨沙子ちゃんは、しばらく休業に入ることが決まっている。次いつ会えるかわからない。
梨沙子ちゃん推しの男性はむせび泣いていた。梨沙子ちゃんを目で追ってしまう。でも、彼女は達成感のあるような晴れ晴れとした顔で客席に笑顔を送っていた。

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そして、Berryz工房が私たちの目の前から去って行った。
最後まで私たちは手を振り続ける。


終ることが信じられないでいる。しかし、会場は一気に明るくなり、終演のアナウンスが流れ始める。現実が迫ってくる。



しかし、ハロー名物の終演後のコールが始まる。
しかも、ベリのコールは他のグループのコールとは一味違う。Berryz最高やENJOY三唱が終わった後、なんと一人一人のメンバーのコールが始まる。「お疲れさまあさ!」「おー嗣永!」「おやーすみやび!」「ありーが徳永!」「おぱょ!」しかも終るごとにENJOY三唱が入る。特に「おぱょ」コールは最後のほうだったのに、どんどん加速して盛りあがっていくのでベリヲタ最高だなと思った。シラフだよね…?

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私はモーニング娘。のコンサートでも何でも万歳三唱が嫌いだから、ENJOY!三唱いいなーと思った。
終演前みんな泣いていただろうに、終ったらパッと切り替わってふざけてるような、でもものすごく楽しいコールでコンサートは幕を閉じた。


こんなに楽しいライブはなかった。Berryz工房にもこんなに楽しいライブをありがとう、11年間お疲れ様という感謝の気持ちでいっぱい。


帰り道もベリヲタがいたるところで話したり抱きあったりしている。本当に連帯感の強いチームなんだなと思った。ベリヲタの人も、ベリみたいなアイドルは他に居ないわけだから、これからどうするかわからない。悲壮感がないだけで心の中は誰にもわからない。でも、Berryz工房は永久に不滅だ。いつまでもみんなの心からは消えない。




Berryz工房みたいなグループは宇宙のどこにも存在しない。あるはずも現れるはずもない。 初期のモーニング娘。に憧れて入ってきた女の子たち。一人を除いては。(笑)モーニング娘。もでこぼこなグループ、遠くから見ても誰が誰か分かる様なグループだと言われてきたけど、既にその比ではない。 ステージに出てきた瞬間、誰が誰だかわかる。どんなに遠くにいても一目でわかる。
それは彼女たち自身が自分と自分の信じるものを否定しなかったから。自分の一番大切なものが何か分かっていたから。『コインロッカー・ベイビーズ』の「自分が最も欲しいものは何かわかっていない奴は、欲しいものを手に入れることが絶対にできない」という台詞が思い出された。



モーニング娘。が漢字の「浪漫」だとしたらBerryz工房は片仮名の「ロマンチック」。モーニング娘。のメンバーの中にもロマンチックなイメージの子はいる。でもBerryz工房はグループそのものが「ロマンチック」だったな。  

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アイドル史上初めて、童謡ではない子どもの世界を感じるような楽曲を作り出せたグループだと思う。子どものリアルな世界を表現できたグループだと思う。それはアニメで細谷守やジブリがしてきたことだった。郷愁、ノスタルジー、夏のむせかえるような暑さのにおいや、小さい頃の出会いや別れ、夏休みの田舎での生活、大人びた子供の恋愛…女の子の心の動き全てを表現できたグループ。 


みんな小さい頃からアイドルをやって注目されて商品として見られて辛いことも多かっただろうね。君たちはスターだからその輝きゆえに変な人まで吸い寄せられてきたり、嫌な思いもたくさんしただろうね。 受けたことを後悔したことがあったのも分かる。 でもBerryz工房は君たちがキッズ時代から12年半がんばったからこそBerryz工房になったのであって、中学生でオーディションを受けて同じメンバーが集まってもBerryz工房にはならなかったと思うよ。みんなスピーチで楽しいことばかりではなく辛いことがたくさんあったと繰り返し言っていた。辛い経験も全部無駄じゃないよ。これから幸せなこといーっぱいあるよ。

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Berryz工房のすごいところの一つはメンバーカラーとキャラクターがぴったり合っていること。


清水佐紀ちゃんは黄色。黄色は平和と和合の色。皇帝の色。Berryz工房をいつもまとめるお姉さん。話を聞くのが上手な人。微笑んでいるだけでみんな幸せな気持ちになれました。

嗣永桃子ちゃんはピンク。ピンクは優しさや愛情の色。愛らしい乙女の色。身につけると心も体も若返り効果があるそう。ももちはメンバーカラーピンクにふさわしい、アイドルの中のアイドルでした。

徳永千奈美ちゃんはオレンジ。オレンジは楽しいこと、面白いことを予感させる色。いつも自然に面白いことをやっちゃう千奈美ちゃんがベリのカラーを作っていました。ケーキ屋さんはオレンジのろうそくを早急に注文しましょう。(いつもオレンジだけないんだって。)

須藤茉麻ちゃんは青。青は落ち着きと知性をもたらす色。Berryzの母の名に恥じないおおらかさでベリを包んでくれました。

夏焼雅ちゃんは紫。紫は高貴な色。理想の色。女子の憧れる女子ってきっとこういう人。ハロメンみんなの理想の人。

熊井友理奈ちゃんは緑。緑はリラックス効果のある癒しの色。いつもほにゃっとした笑顔とくまくまトークでみんなに癒しをくれました。

菅谷梨沙子ちゃんは赤。赤は生命力を与え、愛や勇気、情熱を盛り上げてくれる色。強いパワーの色。ベリの歌声の命でした。情熱的なパフォーマンスはベリの華でした。



周りに敏感なのか色の影響を濃く受けているなあと思いました。我が強いのか。弱いのか。
でも、与えられたカラーに“個性”がぴったり合っているのはすごいと思った。つんくさんや会社の偉い人が見抜いたのか。でももしかしたら、彼女たちなりに一人一人ベリーズ工房というグループに合うアイドルの形をつくりあげたのかもしれないなぁとなんとなく思った。



今の世の中は個性個性と“個性”の大売り出し中で、それはアイドル界だって同じだ。“個性”って簡単に使われやすい言葉だなと思う。だって一人一人違うのは当然だから。
Berryz工房の“個性”は、自分の長所も短所も認めて、自分のいいところ全部を伸ばしたからこその“個性”なんだと思った。自分でアイドルの形を作り上げたから、自然体で唯一無二なんだとも思った。一人一人はちょっと特徴のある普通の女の子だけど、七人そろうと奇跡的なグループになる。着ぐるみを着ても、変わった髪型をしても、身長がバラバラな子たちを集めても、誰にも第二のベリーズ工房を作ることはできない。まるで誰かが全てのキャラクターをデザインしたのではないかと思うほど、グループのバランスが完璧なのだ。これこそアンバランスなバランスの良さ?何がベリらしさかを定義するのは難しい。だから“個性”という言葉を使うのだと思う。でも、アイドルの中で個性派って名乗っていいのはベリだけだと思う。“個性”って言葉があいまいで難しくはあるけどね。



グループ自体もベリーズらしさがある。
Berryz工房の歴史をたどる映像が流れてしんみりしたところに、おさるさんたちが出てきたときも、Berryz工房やっぱり大好き!!と思いました。
Berryz工房という概念が人間になって彼女になったら……こっちが泣いているときに自分がおちゃらけてくれる。笑わせようとしてくれる。だからこっちは余計泣ける。
同じように、モーニング娘。'14がもしも彼女になったら……こっちが泣いているときは一緒に泣いてくれる。笑って「平気だよ」って見せてくれる。パンが一つならわけわけです。
……どっちも最高。



そしてモーニング娘。って今のハロプロの中で難しい立場だと思うのです。
だからBerryz工房モーニング娘。のこと他のグループの後輩と分け隔てなく可愛がってくれてうれしかったです。

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(可愛がられるももち)

 

 

 

 

 

 

 

 



そして、今モーニング娘は「フォーメーションダンス」が続いていますが、ふくちゃんの言っていたようにステージ全体を使うライブにしてほしいと痛感しました。大きなステージでメンバーもたくさんいるのにもったいないです。

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今回のベリコンのように大きな会場を効果的に使うほうが見ていて楽しいです。場位置を覚えるの大変そうだなぁと思うくらいめちゃくちゃ動いてたし。


そして、メドレーなしのフルコーラス(たぶん)って、これもベリらしさなのかなぁ。
なんか…渋い。いぶし銀のアイドルグループ。メドレーで伝説を生みだしたジェットコースターのようなモーニング娘。と、地に足のついた安定感のあるBerryz工房。どちらも良さがあるなぁ。
モーニング娘。は誰よりも伝統があるのに常に反体制的で、アイドル戦国時代を走りつづける勢いと爆発力がある戦う女の子たち。
Berryz工房は、もはやアイドル界の生ける伝説で、既に王者でありながら、あくまで本気は見せず、ふざけながら前に進む女の子たち。
うん…どっちもいい。



ハロプロにこんな偉大な先輩がいて、近くでその背中を見ることができて本当によかったね。そして言葉は悪いけど「モーニング娘。もこの高みまで登ってこい!」と思いました。
目指す価値のあるグループだと思います。真似しろってことじゃなくてね。
 
 

 
 ここからは一人一人について書いていきます。



♥さきちゃん
 

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最後のスピーチでベリは「永久に不滅」だと言ったさきちゃん。永久?永遠じゃなくて?
「我が巨人軍は永久に不滅です」?長嶋さん??
いや、それはきっと「永久の歌」にかけているのだろう。キャプテンがBerryz工房は「永久に不滅です」と言葉にしてくれてよかった。これでBerryz工房は永久に不滅だ。いま、確定した。

キャプテンを初めて見たのはHigh-Kingの「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」のPVでした。なんかすごいダンスしてる子がいると思い、それがさきちゃんでした。キャプテンのダンス絶賛のコメントが並んでいたのを覚えています。
そして「ヒロインになろうか」の時、ソロダンスショットがたしか公式に上がっていて、なんだこれと繰り返し見ました。さきちゃんのダンスは動きに緩急があって、見ていて気持ちがいいのです。それからはいつもダンスに注目していました。

さきちゃんは、私の中ではプロの彼女だなぁというイメージだった。文句は言わず自分だけで我慢をして、周りを気遣って、自分に厳しくいつでも努力を怠らない人。そんな立派な人なのに、身丈は小さく可愛らしく、笑うときはたくさん笑って、すぐ泣いちゃうし、顔をぐしゃぐしゃにして大泣きしちゃうような人間味にあふれた人。ブログで「おぱょ」とか言う女子っぽい甘えん坊なところもいいよね。
あなたはあなたの思う以上に才能のある人だから、決して自分を過小評価せず大きな夢に羽ばたいてください。ハローの卒業生が振り付け師として戻ってくるのって、まるで卒業生が母校に先生になって戻ってくるみたいだし、それってきっと素敵なこと。プロのダンサー?振付師?それとも…?ハローの偉い人が振り付けを依頼するのを躊躇してしまうくらいビッグになれると思います。

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♥ももち

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ももちはももちすぎました。思った以上にももちでした。
シルエットで分かる強烈なヴィジュアル。
ビクともしないツインテール...否、ももち結び、パフスリーブ、ジャストな位置のウエストマーク、ボリューム満点のパニエ、あるいはふりふりのかぼちゃパンツで極度にふんわりしたスカート、いつでもピンとたっている小指を飾るピンキーリング、リボン・リボン・リボン…。小さな体で精一杯ぶりぶり踊るのが最高にカワイイ。しかもぶりぶりという一言では伝わらない様なキレの良さ、決してクネクネはしていなくて無駄がなくて、、カ ワ イ イよももち!!!!!踊るたびにぴょこぴょこ揺れる天使の羽がキャラクターっぽさを強調していてかわいすぎる。
コンサート中、「カントリー・ガールズ」の名前を一度も出さなかったのもBerryz工房のももちのプロフェッショナルなところと優しさが表れていて、嬉しかった。

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ももちの強さが大好きです。普通の女の子だったら、泣いちゃうときも、ももちは泣かない。弱さも見せない。最高にかっこいいです。
その強さも、強がりとか見栄じゃなくて、ありのまま身に付けた強さだからすごい。
もちろん、ももちはプロとはいえ、人間だから、弱いところもあるはず。だからこそ、バラエティーなどテレビで孤軍奮闘するももちを見ると、自分まで強い心になれそうな気がします。

ももちが2011年夏のハロコンで、90歳の自分という設定でコントをしたことがありました。舞台裏で「今日はBerryz工房、306枚目のシングルのリリースイベントだ」と老眼でゆーっくり台本を確認してから、舞台に出てヨボヨボな声で「今日もみんなのアイドル ももちだよ~」と挨拶、『ギャグ100回分愛してください』をおばあちゃんver.で歌った後、「つんく♂さん、天国で見守っていてね~~~」と締めると、客席と壇上のハロメンから大爆笑をとりました。
私は、このコントが大好きで、何度も繰り返し見たな。だからなんとなく、Berryz工房はずっと続く気がしていました。
ももちが選んだ、第二のアイドル人生も見守っています。
「おじぃちゃんでもおシャレしてね
おばぁちゃんでもルージュ引くわ
何よりもたった今こそ世界で一番好き」
『も~も~こ~が 一番好きっっ!!!』

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千奈美ちゃん

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この笑顔。本当に大好き。
千奈美ちゃんはBerryz工房の解散をもしかしたら一番悲しいと思っているかもしれない。ベリのメンバーと、賑やかな楽屋と、おふざけと、ベリの作りだす空間を誰より愛しているのは彼女だったのかも。
だからこそ、この日はすぐ泣いちゃっていたし、泣くところが本当に子供みたいで可愛かった。
本当にキュートでした。帰り道も「ちぃかわいい」「ちぃかわいすぎた」の声が聞こえてきたし、私もそう思ったよ。

ベリはたまに何人かが喧嘩して変な距離感になってしまうこともある。でもたいていのことは次の日には忘れて、いつもどおりに戻っている。
むかつくことをされても、すぐに許したり、かと思えばいつまでも根に持ったり。でも相手が本当に傷つくようなことは絶対に言わない。一緒にいる時も、みんなでふざける日もあれば、全く干渉し合わないときもある…かとおもったら誰かがちょっかいを出して皆でふざけ合ったり。全員でふざけ合ってる時が何よりも一番楽しい。
って、これ小学生の時の女友達との関係だ!!ベリって小学生の時期特有の友達関係なんだ!

「いつまでもふざけていたい」「生まれ変わっても同じ串がいい」と言ったちなみちゃん。間違いなくべり特有の雰囲気は彼女に依るところが大きい。
小学生の時から毎日のように同じメンバーで家族よりも多くの時間を過ごしてきたのに、急に会えなくなるのってさびしいし不安だと思う。でも、千奈美ちゃんの「久しぶりに会ったけど、昨日もあったよねってくらい全然変わらなかった」って報告楽しみにしているよ。
最後まで最高の笑顔と可愛い歌声、素直な感情を見せてくれてありがとう。忘れないよ。
フォーエバーズも大好きでした。

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茉麻ちゃん

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ステージに一人一人出てきて、これは黒髪ロングまあさ!!!!
凛としていて包容力のあるイメージなのに、いつも内またでX脚?O脚?っぽく、ふくらはぎが外側に反っていて、そういうところは乙女っぽくてギャップが可愛いと思った。
あの、実際見るとみんなみんな写真の10倍くらい可愛くて、びっくりしました。あとから写真見ても「可愛さ全然伝わってない!!!(机を叩く音)」と思ったくらい。
茉麻ちゃんは写真だと可愛い感じだけど、実際はもっとクールビューティーでした。綺麗なお姉さん。それなのに、オタクで、男装も似合うんだからすごいですよね。(ハロプロTimeの茉麻梨沙子秋葉原デート回とももちと真野ちゃんデート回は毎週楽しすぎた)

こんな美人過ぎる方が、これからも演劇女子部にかかわってくれて、これからも見ることができるなんて…もう本当に美人すぎます。顔面偏差値異常です。黒髪ロングのワンレンが似合う人ナンバーワン。
茉麻ちゃんって、年頃の割にはお洒落に無頓着と言うか、雅ちゃんのネイルに対して「邪魔じゃないの?」って言ったり、髪型もあまり変えなかったし。だから、そんな茉麻ちゃんがこの日のために初エクステをしたのかと思うと、非常に萌えました。自分の中のベストはこれって思ってたのかな、映像にも残るし綺麗な方がいいよね、もしかしたらファンのため…?といろいろな思いが駆け巡っていました。
あとは、後述しているんですが、歌に苦手意識を持ってたのに最後には歌が大好きになってくれて本当に嬉しかったです。

最後の挨拶は少しキザな名台詞が並んでいて、それを12年半頑張ってきた男前な茉麻ちゃんが言うからかっこよかったな。「あの日(オーディション)に戻るとしても、絶対に同じ道を選ぶと思います」「こんなに素敵な空間を守ることができなくて本当にごめんなさい」「自分たちで決めた道だから後悔はしていません。明日からそれぞれの道を歩いて行きますが、どうかこれからも7人が歩いていく道の背中を押していただけたら嬉しいなと思います。」
客席もメンバーもこの言葉には号泣だった。Berryzの母、お疲れ様。最後までとってもかっこよかったよ。

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♥みやびちゃん

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みやびちゃんはハリウッド女優でした。特番で本人たちも言っていたけど、gosship girlで言えば、セリーナが雅ちゃんでブレアがちゃんりーですな。

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左がブレア(Risako)で右がセリーナ(Miya)だよ。

 

 

雅ちゃんの魅力って一言では言い表せないですよね。でも、“夏焼雅”という文字から表れる圧倒的な女王感!!名は体を表すといいますが、本当に美しい人だと思います。どんな子にも優しいクラスのリーダー格と言えばいいのかな…。その派手な美しさから、一見生意気そうに見えるけど、後輩みんなと写真を撮ってあげたり、とても優しい人。

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でも、なめてかかると噛みつかれるような、牙を持っている人だし、そこも魅力だと思います。目の前を優しくひらひら飛んで捕まえたと思って手のひらを開けると、もう逃げて別の人の肩に止まっているような蝶々のような人だと思います。

そして、私は前から雅ちゃんの癖のない歌声が大好きでした。初めて注目したのは、buono!ライブの映像を見た時かな。綺麗で、いつまでも聴いていたいような心地よい歌声でした。
だから、今後雅ちゃんが歌関係の仕事をしたいというのはとてもいい選択だと思う。
最後の挨拶で雅ちゃんは涙声で「またこんな大きな舞台に立ちたい」と言った。歌の世界でBerryz工房という看板なしに戦っていくことの大変さは、ファン以上に本人が一番理解しているんだと思った。
そして、Berryz工房無期限活動停止はアイドル卒業という開放感だけでなく、当然寂しさや不安や今まで頑張ってきたものが失われるような喪失感もあるんだと思った。11年頑張ってきたBerryz工房に一旦終止符を打つということは、今まで出来ていた大会場でのツアーや海外ライブが出来なくなるかもしれないこととイコールであり、彼女たちにとっても大きな決断だったはずだ。だからこそ自分たちの未来を信じて、今その決断をしたメンバーたちを誇りに思う。
「羽ばたこう 未来は自分の手の中さ 胸を張って
ライバルは弱気で後ろ向きな私 簡単には負けない」

その通りだね。

雅ちゃんは本当に本当に美しくて、それは雅ちゃんの本質が表れているのだと思った。ブロンドにも個性的なファッションにも負けない圧倒的な美。国際基準で美しい人です。

 

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熊井ちゃん

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熊井ちゃんを武道館で一目見たときから、美しすぎて驚いた。前髪を作ったせいかもしれないけど、とにかく美しさが頂点に達していた。なんか、ラストスパートへの美しさの持って行き方が、道重さんとそっくり。
ENJOY!ENJOY!ENJOY!いつまでも熊井ちゃんはピュアな心と優しい雰囲気をなくさないね。大学も行けて、好きな韓国語を習えて、本当によかったね。心からそう思った。
大学で活き活きと学んで、友達に囲まれている熊井ちゃんが想像できる。

そして、背が伸びてからつんくさんが熊井ちゃんに期待してると言うのは誰の目にも明らかだった。たぶんつんくさんは「背が高くて可愛い子が普通にモデルやってどうすんねん。背が高い子がアイドルやるからおもろいんやろ。」と思っていた。つんくさんは全肯定の人だから、熊井ちゃんのすべてをはじめから肯定していた。「熊井は背が高いのに可愛いからすごい」とも言っていたし。
でも、思春期の熊井ちゃんにはいつでもコンプレックスがあったと思う。私も160cm代で平均より身長が高いから少しは気持ちが分かるけど、「女の子は身長が低いほうが可愛い」とされる世界の中でどんどん背が伸びていくのって、複雑な気持ちだった。
私はダンスで高身長のほうがオーディションでいい位置に選ばれやすいこととか、服が似合いやすいとか様々な経験で結局は今の身長が大好きになっていったけど、熊井ちゃんはモデルにならない限りそれを克服することが難しかったんだと思う。特にアイドル界って、小さい女の子のほうがよしとされている世界だし。黙ってモデルのオーディションを受けたりでもしないと、自分の長所を認めてあげられなかったと思う。
だからこれから熊井ちゃんは本当の意味で自由になれるんだと思う。自分のいいところを愛せるんだと思う。
でも、アイドルとしての可愛い熊井ちゃんはオンリーワンの存在でした。忘れません。

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♥りーちゃん

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梨沙子は本物のフレンチロリータでした。思えば、顔は大人びていてすらりと細身な幼少時代からメイクを覚え始めのバンギャ時代へ…。そしてメイクも少し薄くなり、服装はエレガントに髪はブロンドに、シンプルかつラグジュアリー、真っ赤なリップを一本引いただけで決まるような一人前のレディへなっていく…。まさにパリジェンヌの正当な成長の段階を経た血統書つきのフレンチロリータじゃないですかっ!よし、さゆみんといっしょにゲンズブールにプロデュースしてもらおう!

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と、ここまで妄想したのですが、おさるりーちゃんが出てきて、これはゲンズブールだったらやらせないな、つんくさんならではだな…と微妙なような納得したような気持ちになりました。

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こんなに美しいのだから、個人のパーソナルブックと写真集出してほしかった。
また、りーちゃんはのどの不調が治らないままこの公演に臨みました。少し心配になるところもありましたが、途中から一気に持ち直してきて歌姫のプライドを感じたし、舞台に立つべき人なんだなと思った。バラードでは少しつらそうで、かすれて声が出にくそうだった。でもそんな時だからこそ梨沙子ちゃんの歌にかける執念が感じられて、とても感動した。
何気ないリズムの取り方や、ダンスの中での胸や腰の使い方までレベルが違うし、音楽に愛されている人なんだと分かる。説明するのが難しいけど、歌が飛びぬけて上手い人の独特の体の動かし方だった。R&Bの歌手がやるのと同じように、音楽に身を任せて自然に体が踊っていて、色気があった。鞘師さん、石田さん、稲場さんなどダンスが得意なグループともまた違うダンス。表現力も今のハロプロでは頭いくつか飛びぬけているんだろう。いやむしろ、シンガーとして日本の宝になりうる人だと思う。
でも、最後のメッセージでりーちゃんは「後悔はありません」ということをはっきり言った。後悔を残したまま、活動停止に入るよりも満足して終えることができたことは、何より嬉しいことだ。でも、同時に梨沙子ちゃんがもう休業のほうに焦点を当てていて、しばらくは表舞台に出てこないであろうことが空気感などからも伝わってきた。残念というのが正直な気持ちだし、とても寂しい。

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人って自分とは正反対のものにあこがれる。だから、才能に恵まれたりーちゃんが普通の女の子になりたいって言うのがすごい納得できる。でも、もったいないなとも思う。まだ歌や踊りを見ていたい。でもりーちゃんには幸せであってほしい。望むままに生きてほしい。
でも、休業中にもりーちゃんとはどこかで会えそうな気がする。美容院も、私が行く中の一つだし、好きなブランドも一緒だし、会えたら嬉しいな。インスタとか休業中にやってほしいな。
最上級の乙女でありながら、いつでも誰よりも自然体なところが魅力でした。笑うと頬がプクっとふくれるところとか、頬がきらっと光る肌質とか、運動神経がないのかちょっとおばさんっぽい走り方とか、そんなところまで愛おしいです。

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あと、Berryz工房はおとなしい子がいないってところも好きなんですけど、一般的には大人しい色の付いていない女の子のほうが好かれるのかな?いろいろ言う人もいますが、私は昔のりーちゃんより今のりーちゃんが好きだし、昔のさゆみんより今のさゆみんがすき。自分で自分の色を作っちゃうくらいしたたかで、何を考えているか分かる女の子のほうが一緒にいて楽しい、と思う。
だから成長する前の無垢な女の子ばかり追いかけて、成熟した大人の女性を叩くような日本って残念だと思う、本当は。
りーちゃんは今が一番可愛い。

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はい、一人一人の感想終わり。
次はベリ全体の感想とかを書きます。



まずは、ベリヲタの言っていることは全部本当だと分かりました。
Berryz工房だから」「ベリーズ最高」「ベリヲタでよかった」
特に「ベリヲタでよかった」って「結局道重」「今更道重」のように、「なんだかんだあるけど」みたいな自嘲が入った侘び寂びのある言葉でとてもいいですよね。
このお決まりのセリフをベリコン未体験の方にも映像などで実感してほしいです。



今夜くらべてみました」にガキさんとさゆが出たときに、ガキさんモーニング娘。時代で一番嫌だったことはピョコピョコウルトラのひよこの着ぐるみだと言っていた。バラエティー用のコメントだとは思う。そして逆にさゆは着ぐるみまで着れるなんて嬉しいとどこかで言っていた。
やっぱりグループっていってもメンバーの色が表れるというか。
プラチナ期は最上級生の5期の色が出てたのかな。だからこそかっこいいモーニング娘。になったんだと思う。
そしてBerryz工房の何事も楽しむ姿勢が、そのままBerryz工房の魅力に、カラーになったんだと思います。

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海外のファンにも特別愛されていて、プレイバックの映像で海外に行った時の映像が出ると、「ヒュオーーーー!!」と大歓声が聞こえた。アリーナと一階西あたりの二部分のサイリウムが激しく揺れている。数もかなり多い。例の海外ファン限定のバスツアー?いや、でも中国人のベリヲタも街で見かけたし、バスツアー以外にもたくさんの海外ヲタがかけつけたはずだ。
さらにはさきちゃんがMCで「海外の方も来てくれたと思うし…」と言うとまたまた大歓声。声でかなりテンションが上がっているのが分かった。それだけみんなベリを愛していたし、メンバーが海外のファンにも言及してくれて嬉しかっただろうし、海外から来たよってことをメンバーに伝えたかったんだと思う。

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小さなころからオーディションを受けて、芸能界に入って、ハロプロキッズになって、その中からBerryz工房に選ばれて。大人からたくさん怒られただろうし、キッズの中でたくさん喧嘩もしただろうけど、「いい子」にならないでくれてよかったな。怒られて自分を変えてしまわなくてよかった。いいところをなくさないでそのままに育ってくれてよかった。

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つんくさんの歌詞で一番最初に感動したのが「ライバル」でした。
「ライバルは弱気で後ろ向きな私」と「そういうとこ 言うとおり無くしていけば いいとこ無くなるよ」という歌詞。
言霊って言葉があるけれども、つんくさんの作詞した曲を毎日歌っているから、ハロプロがいつでもハロプロらしくあり続けられるのかなぁと思いました。ベリはその中でもいろいろな種類の曲を幼いころから今までずっと歌ってきたから、こんなにも感情豊かで優しい子たちばかりなのかな。

 

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メンバー間だけの、小さな子供がやるような決まりごととか、お約束とかも愛おしすぎる。
やはり3月3日にデビューしただけあっていつまでも女の子のグループだったな。子どものようにはしゃいで、喧嘩して、想像力豊かで、一生懸命頑張る、かと思えばふざけていたり。
こんなグループもうないな。


そして、私はお人形アイドルには興味ないってことが分かった。
みんな人間味があるから好き。12期にもスマ3期にもカンガルにも興味がないのは、私が変化についていけていないからだと思っていたけど、彼女たちが私にとってはお人形でしかないからだと思った。
これからきっと人間味を知って好きになっていく。人形アイドルより人間アイドル。
この子可愛い!とか人の表面を好きになることもあるけど、愛するためには中身も知らないと。
「恋するだけならなるとかなるけど愛するとなるとねぇ 勇気も必要それより相手よねーえ♪」


才能のあるアイドルって世の中にたくさんいるけど、歌もダンスも音楽も大好きになって、大好きだったんだって気付いて、卒業していくアイドルが多いのってハロプロの良さだなって思う。
愛ちゃんくらい歌もダンスも飛びぬけてる子はやっぱり褒められることも多いだろうし、そりゃダンスも歌も大好きって自信もって言えると思う。
でも多くの子は歌だったりダンスだったり、いつも怒られてばかりで自信が持てず劣等感にさいなまれることも多いと思う。あんなに頑張っているんだからみんなセンターに立ちたいし、メインを張りたいと思う。自分が好きでやっていることだからつらいとも言えないし。
だから最後にはみんな笑って歌が大好き、ダンスが大好き、音楽が大好きって言って卒業できるハロプロって美しいな。美しい心だなって思う。
ファンとしてこんなに嬉しいことはないな。

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このコンサートを越えるのは海外の有名アーティストであっても、歌を大事にしている実力派シンガーソングライターであっても、どんなに大きい箱のライブであっても、大変だと思う。
彼女たちより歌が上手かったり、ダンスが得意だったり、コンサートのセットが立派だったり、セットリストが有名な曲ばかりだったり、そういうアーティストのライブはいくらでもあると思う。

この日のコンサートは奇跡的であり、運命的であり、青春時代の全てを捧げた11年の集大成だからこそあそこまで素晴らしいものになった。
でも、それだけではなく彼女たちは、サービス精神が異常なほどにある。対して変なプライドがない。こちらが喜ぶことを簡単にやってしまう。
それはいつでもファンを第一に考えてくれているからだ。ファンの喜ぶこと、おもしろいことをやろうと11年も思い、行動し続けたらこれが身につくのだろうか。
スタッフが考えたセトリよりも、メンバー自らが考えたセトリのほうが盛り上がるというのはハロプロではよくある話だ。
今回の衣装は全て可愛かったし、シンデレラ城のセットも可愛く、「21時までのシンデレラ」などともコンセプトがあっていて素晴らしいものだった。

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思えば、道重さゆみさん卒業コンサートのお花のドレスも本人発案で、結果大成功だった。
ベリのクリスマスイベントのカラオケも本人たちがやりたいと言ったことだそうだ。
ファンは本人たちがやりたいことやっているのを見るほうが楽しいし、それがファンの見たいものと合致しているのだからすごい。
つんくさんはアイドル自身のセルフプロデュースを望んでいないとどこかで聞いたような気がする。
目立ち「たいっ!」やモンキーダンスのさるなど、事務所側からのプロデュースも時に衝撃的であり、大当たりすることもある。

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でも、10年以上もやってきた、ハロプロの女の子たちはいわばアイドルのプロ。その才能をもう少しでも信じてあげたほうがお互いのためになるのになぁ、と思う。
こちらがここまではできるだろうと活動の枠を狭めて制限をかけしまっているのは、もったいないことだと思う。
娘。コンで娘の付き添いで来ていたと思われる父親が、セットのしょぼさを指摘して、「ステージに車が吊り下がってたライブもあるんだぞ」と言ってたなぁ。このベリコン見てほしいなぁ。

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このコンサートはエレクトリカルパレード、ディズニーのキラキラした世界、映画、ラブファンタジー、すべてを表現していた。いやむしろエレクトリカルパレードを超えた。
Berryz工房はひっくり返ったおもちゃ箱みたいに賑やかだった。
 



そしてこのコンサートで教わったことは「家族を大切にしたい」「何事にも本気で打ち込みたい」「勇気」「人生これからが勝負」ってこと。
まず、あんなに大変な世界の中で生きてきた彼女たちでも、最後に助けてくれるのは家族だってこと。そしていつでも家族に素直な心と感謝の気持ちを忘れない彼女たちが素敵だと思った。特にお母さんへの想いが。
そして、Berryz工房として走り続けた11年間、彼女たちは手を抜いたりせず本気で打ち込んできたからこそここで胸を張れるんだと思った。
そして各々の今後の人生への決意からは勇気をもらった。彼女たちと一緒に走っていければこれほど頼もしいものはない。11年間の思い出を胸に新しい世界へと向かう彼女たちを見て、私まで人生これからが勝負だなって思わされた。
なんだか、ハローのコンサートに行くたびに自分の人生への教訓をもらうし、明日からも頑張ろうって思うんだよね。

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私は、今までベリヲタはもっと「ベリヲタ最高」みたいな選民意識・閉鎖感をなくせば外からお客さん来るのになと思っていましたが、今考えると「うるせえ外野」って話です。
ベリコンを体感してみて、こうにしかならなかったんだな、これが最善だったんだなって思いました。ファンの連帯感と熱さあってこそのベリコンという気がします。11年も新規加入がないので、年月の分思い入れの大きい人が多いのは当然だし。
 


私は今回ファミリー席で、周りにはヲタTとサイリウム完備でノリノリな人や、かなり本格的な双眼鏡を使う人、じっと動かない人など様々な人がいました。でも、みんないつの間にかリズムに合わせて体が動いているんです。ベリヲタは音楽が好きな人たちなんだなと実感しました。



私はと言えば、このコンサート以来しばらく音楽が聴けませんでした。なんだか聴ける気がしなくて。Berryzの曲すら聴けませんでしたが、頭の中ではこのコンサートの歌が流れ続けていました。たぶんこのコンサートのことをずっと覚えておきたかったのだと思います。他の音楽を聞いたら少しずつ忘れていきそうな気がして怖かったのだと思います。




そしてベリのみんながコンサート中ほとんど髪型を変えなかったのを見て、どうしてもさゆ卒コンを思い出してしまいます。ファンが好きな髪形をとことんやったさゆ。それは自分が主役だったから。でも、ベリの今回のライブのような卒業だったら、さゆの場合は6期揃っての卒業だったんだろう。なんかそこまで考えちゃいました。同期だけのグループでみんなそろって卒業するのと、上下関係のあるグループで先輩と同期を見送り、後輩から見送られて卒業するのって、心境もずいぶん違うだろうと思いました。

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私自身は、今までモーニング娘。ばかり優先して観てきたけど、もっと早くからベリのライブにも行きたかったなと思いました。
自分の好きなものはこれ、嫌いなものはこれと映像だけで決めつけず、実際に足を運んで好き嫌いや他のいろいろな感情を見つけたいと思いました。
あとは、やっぱり現場に行かないと何も分からないなって。実際に、今回のコンサートに行ってみたらスクリーンなんて見る暇もないくらい楽しかったし、実物の彼女たちばかり眼で追っていた。コンサートの全景の映像ってそういえばないし、実際のライブを見ないと本当の魅力は分からないんだ。今まで見てたのは、スクリーンでしかなかったんだなって。
例えるならば、テレビでエレクトリカルパレードの映像を見て満足していたようなものだなって。実際のベリコンは、エレクトリカルパレード東京ディズニーランドで見るときの高揚と似たものがあった。
道重さん卒コンの時にも思ったけど、素晴らしいコンサートであればある程DVDはその日の記憶を思い起こす装置でしかないことを実感します。実際にライブを見るのって労力もお金もかかるけど、その分、得るものは桁違いに大きいと思います。
 


それと、まだ若くて経験も少ないからもっといろいろなものに触れていこうと思いました。
私はクラシックもジャズも洋楽も今昔関係なく聞くけど、音楽を好きな人に比べたら、全然聞いていない。もっと世界には素晴らしい音楽がたくさんあるはずだと思った。
ハロヲタの人の中には、世界中古今東西の音楽を聴いてきたのに、結局ハロプロにハマったという人がとても多い。アイドルに興味はなく旅行や仕事や家族、様々な趣味に人生を費やしてからハロプロに出会ったという人も。
私が何十年たって、私の中にハロプロと他の小さい世界しかなかったらやだなって思った。だからこれからは今まで以上に躊躇せずにどこにでも飛びこんでいこうと思った。


それともうひとつ気付いたことは、愛することを躊躇すると必ず後悔するってこと。
私自身道重さゆみさんが大好きだったけど、その思い出の中には何でもっと全力で応援しなかったんだろうって後悔がある。
道重再生したら、ベリ復活したら、新しい好きなものに出会ったら、この日のベリヲタのみなさんのように最後には完全燃焼できるくらい全力で応援したいと思う。



今でもベリの音楽が頭の中で流れ続けている。きっと音楽が好きでいる限り、ベリの音楽を忘れることはないだろう。

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キラキラ 貴方と朝を迎える
愛する貴方と朝を迎える
ドキドキ 貴方と夢を見ている
愛する貴方と夢を見ている


<ロマンスを語って / Berryz工房>

 

 





よし、二週分のハロステとベリのライブ映像やっと見れる~。
 
 
2万字超えてました。

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【ライブレポート】Berryz工房がラストコンサート。「また会えるよね」(BARKS)
アイドルブームの先駆者「Berryz工房」が残した功績
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Berryz工房・須藤茉麻「あの日に戻るとしても、絶対に同じ道を選ぶと思います。」
Berryz工房・夏焼 雅「でも本当に、メンバーのみんなが大好きです。」
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▼総括
ももちと徳永千奈美が1ヶ月間口を聞いていなかった理由(ハロプロキャンバス)
Berryz工房が歩んだ11年のアイドル道ーー個性派集団はいかにして熱狂的支持を集めたか(リアルサウンド)